膝関節の病気と治療 | 医療法人 啓明会 相原病院・人工関節センター・大阪府箕面市

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 膝関節は大腿骨(ふとももの骨)と脛骨(すねの骨)と前方にある膝蓋骨(お皿の骨)で構成されている人体の中で最も大きな関節です。歩行はもちろん、坂、段差や階段での踏ん張り、立ち座りなどの日常生活動作で非常に重要な役割を担っています。

年齢とともに、膝関節の関節軟骨がすり減って、膝の痛みと変形がくる病気です。60歳前半に初期の炎症が始まり、膝の裏やお皿の周囲が痛くなり、場合によっては関節に水が溜まります(関節水腫)。この初期の炎症は数ヶ月程度でゆっくり治る場合が多く、この頃はレントゲンの変化も軽度で、ヒアルロン酸の関節内注射が効果的です。 さらに年齢を重ねると徐々にO脚になり、膝の内側が痛くなります。正座も出来なくなり、椅子からの立ち上がりや階段などで踏ん張る時に痛みが強くきます。この段階ではレントゲン上も軟骨の厚みが薄くなって骨のトゲ(骨棘)が形成されます。65歳以上の方の半数以上でレントゲン変化があると言われ女性に多く、厚生労働省では自覚症状を認める患者数が約1,000万人いると推定しています。原因は関節軟骨の老化と考えられますが、明らかな原因が特定されている訳ではなく、いくつかの要因が重なって進行すると言われていますが、その中でも確実に関係のあるのは肥満です。膝関節には歩行をしているだけで瞬間的に体重の約3倍の力がかかるといわれており、変形性関節症の予防や進行を遅らせるためには、体重のコントロールが非常に重要ですので、減量や水中ウォーキングなどの筋力維持が必要になります。

初期の関節症

進行した関節症

関節の隙間(軟骨)が主に内側で減っていき、O脚になります。
骨のトゲ(骨棘)が形成され、膝の伸びや曲がりが悪くなります。

比較的初期で変形の軽い時は、消炎鎮痛薬の内服、ヒアルロン酸の関節注射や足底板などの保存療法で痛みをコントロールできますが、軟骨が消失するまで進行するとヒアルロン酸の注射もあまり効果が得られなくなりますので、日常生活に支障が出るまで痛みが強くなれば、我慢するメリットはほとんどありません。大きな内科的な病気を抱えている方以外は、思いきって手術を受けた方が、痛みや活動制限などの悩みから解放されて楽しい毎日が過ごせますので、痛みで制限のある苦痛な日々よりも、人工膝関節の手術を行い、友人や家族との外出や旅行などやりたい事を積極的に行える日々を選ばれた方が良いのではないでしょうか。手術の適応かどうか悩まれている方は、一度ご相談ください。

関節リウマチの股関節のレントゲン写真
骨のトゲ(骨棘)の形成は少なく、骨の萎縮と軟骨が消失します。
関節の中の炎症(滑膜炎)は非常に強い場合が多いです。

関節リウマチとは自己免疫疾患 (免疫異常によって体の正常な組織 を傷害する病気)の一つで、全身のあ らゆる関節の軟骨が傷害される原 因不明で完治困難な病気です。治療 の基本は内服での投薬治療ですが、 近年新しく生物製剤という高い効果 が望める注射薬の開発に伴って治療 成績が大幅に向上していますが、問 題点は非常に高価なところです。手や 指の関節炎から始まり脚の関節にも 及び、早期から的確な治療を行わな いと徐々に関節が変形 していきます。軟骨が傷害される病気なので、一度変形すると元には戻りません。特に股関節や膝関節など脚の大きな関節に痛みが出て変形すると、歩行時の激しい痛みなどで日常生活動作が著しく制限されます。ここまで病気が進むと、ステロイドやヒアルロン酸の関節注射では効果が不十分で、先述した最新の生物製剤でも関節炎は改善されますが、変形した関節による障害には無効で人工関節の手術が必要になり、人工関節置換術は場合によっては、肩、肘や指の関節でも行う場合があります。 頑張るのは悪いことではありませんが、痛みを耐えて我慢し過ぎると膝関節がほとんど動かないくらい固まったり(拘縮膝)、膝関節の脛の骨が大きく削れたり(骨欠損)、骨がどんどん痩せてきて(骨萎縮)、手術がとても難しくなる場合がありますので、手術のタイミングは非常に重要です。当センターでは、高度の変形などによる困難な手術にも対応可能ですが、術後の可動域の改善には限界もありますので、あまり我慢し過ぎずに受診されて、ご相談くださる事をお薦めします。

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